column伊藤設計スタイルからのお知らせ・耳寄り情報をお届けします
「伊藤設計スタイル株式会社」からのお知らせや家づくりで失敗しないための豆知識など、皆様のお役に立つ話題をお届けするコラムです。当社の家づくりにご興味のある方、これからマイホームをご検討されている方はぜひご一読ください。なお、記事は随時更新しています。ぜひ、こまめにチェックしてみてください。伊藤設計スタイルは、秋田県大仙市で<デザイン×性能+自然素材×コスト>にこだわった高品質な注文住宅を手がける工務店です。
木の家を検討している方に向けて外壁のメンテナンスについて解説します!
「木の家の魅力を知りたい」「どのタイミングでメンテナンスをするべきかわからない」そう思っている方に向けて、木の家のメリットとデメリット、メンテナンスのタイミングを解説します。
適切なタイミングでメンテナンスを行って、長い間快適に暮らせる住まいを目指しましょう。
□外壁を木材で作るメリットとデメリット
外壁を木材で作るメリットは以下の2つです。
・将来も同じ素材が手に入る
・独自のデザイン性
1つ目のメリットは将来も同じ素材が手に入ることです。
木材は工業製品ではないため、将来的になくなることはありません。
工業製品には、窯業系のサイディングや金属系のサイディングがあります。
これらはものによっては将来廃盤になる可能性があるのです。
数年後、あなたがメンテナンスすることを考えてみてください。
もし、外壁の材料が廃盤になっていると、同じ製品を手に入れられません。
そのため、異なる材料を使用して、デザインを変更する必要があります。
このように、将来も同じ素材が手に入ることが保証されているのがメリットの1つです。
2つ目のメリットは独自のデザイン性をもっていることです。
「将来の経年変化も楽しみたい」
このように思っている方もいるでしょう。
サイディングや金属の外壁は劣化すると、見栄えが悪くなってしまいます。
しかし、木材は違います。
木材は年月が経過してもデザイン性が低下することはありません。
むしろ、あなた好みのデザインに変化してくれる可能性さえあるのです。
一方で、外壁を木材で作るデメリットは以下の3つです。
・メンテナンス頻度が高い
・コストが高い
・使用できない地域がある
1つ目のデメリットはメンテナンス頻度が高いことです。
木材は雨による劣化が起きやすいです。
そのため、他の材料よりこまめなメンテナンスが必要です。
具体的には5年~10年です。
メンテナンスを怠ると、腐食が進み、住み心地が悪くなってしまいます。
木の家を検討している方は定期的なメンテナンスが必要になることを頭に入れておきましょう。
2つ目のデメリットは施工コストが高いことです。
木材は天然素材です。
天然素材は人工素材より高くなる傾向があります。
サイディングの価格の1.5倍~2倍ほどのコストをイメージしておくと良いでしょう。
3つ目のデメリットは木材を外壁に使用できない地域があることです。
日本には火災防止のために、使用する建築材の種類を制限する「準防火地域」と「法22条地域」があります。
木材は非常に燃えやすいため、防火対策が必須な地域では使用できない可能性があります。
お住まいの地域がこれらの地域に当てはまるかどうかを確認しておきましょう。
□メンテナンスのタイミング
他の材料に比べて、木でできた外壁はこまめなメンテナンスが必要であることを申し上げました。
目安としては5年~10年ですが、メンテナンスをするべきサインは何でしょうか。
メンテナンスの目安は以下の4つです。
・塗膜の剥がれ
・シロアリの発生
・形状の変化
・カビによる腐食
1つ目のサインは塗膜の剥がれです。
表面の塗膜が剥がれていると感じたら、すぐにメンテナンスを行いましょう。
天然素材である木は、湿気を放出したり吸収したりして、伸縮を繰り返しています。
一方で表面に塗装している塗膜は伸縮ができないため、剥がれやすくなるのです。
塗膜は雨水やカビを防止する働きがあります。
塗膜が剥がれていると、そこから住まいの劣化が始まってしまいますので、注意しましょう。
2つ目のサインはシロアリの発生です。
先ほども言ったように、表面の塗膜が剥がれると、雨水やカビが侵入する恐れがあります。
シロアリは雨水で湿った木材が大好きです。
そのため、塗膜が剥がれて、雨水が侵入していると、シロアリが発生してしまうのです。
シロアリが発生すると、外壁が徐々にむしばまれて、防水機能や耐久性が大幅に劣化してしまいます。
シロアリへの対処を見送っていると、家を支える土台となっている木材を食い荒らされ、ボロボロになる可能性が高いです。
そうすると、住まいが倒壊する危険性さえ出てきてしまいます。
住まいでシロアリを見つけたらすぐにメンテナンスの依頼をしましょう。
3つ目のサインは形状の変化です。
木材は湿気を吸収したり放出したりする調湿機能を持っています。
この吸収と放出を繰り返すことで、ひび割れの原因になります。
木材がひび割れすることによって、住まいの機能が低下してしまいます。
4つ目のサインはカビによる腐食です。
木材がひび割れした隙間から湿気や埃が入り込むことで、外壁材にカビが付着し、繁殖します。
それによって木材の腐食が進みます。
カビによる腐食を見つけた際には、すぐにメンテナンスするようにしましょう。
□まとめ
温かみのある住まいを維持するには適切なメンテナンスをこまめに行っていくことが非常に大切です。
当社はお客様のライフスタイルに寄り添う、ジャストフィットな住まいを提供致します。
家づくりをご検討の方はぜひ当社にご連絡ください。